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こんにちは。
朝起きるとまずすることがスマートニュースを見ること。ここ数ヶ月のトップはコロナウイルスに関するニュースばかり。
時事ニュースだけでなく『エンタメ』や『コラム』『グルメ』などといったチャンネルもあります。それら一通りを読んでいると、「すまい給付金」という言葉が入った記事を見つけました。
給付金といえば、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策の特別定額給付金(給付対象者1人につき10万円)や事業者向けの持続化給付金(中小法人等は200万円、個人事業者等は100万円)が話題となっておりますが、その類の給付金がまた新たにできたのかと興味を持ったのです。
しかし、すまい給付金は、コロナウイルスとはまったく関係のない給付金でした。
すまい給付金とは
すまい給付金は、消費税率引上げによる住宅取得者の負担をかなりの程度緩和するために創設した制度です。消費税率8%時は収入額の目安が510万円以下の方を対象に最大30万円、10%時は収入額の目安が775万円以下の方を対象に最大50万円を給付するものです。
国土交通省すまい給付金ホームページより引用
要約すると、家を購入した場合、年収が775万円以下の人は最大50万円もらえますよという制度。
年収はあくまでも目安です。実際には、都道府県民税の所得割額により給付額が決まります。
対象となるのは令和3年12月末までに引き渡しを受け、入居する場合。
最近家を購入した(申請期限は引き渡しから1年以内)またはこれから購入する予定だという方は是非調べてみてください。知っていれば最大50万円が給付されるんです。僕はたまたま見つけた記事で知ってよかったですが、知らなければなにももらえませんし、あなた対象ですよー、なんて誰も教えてはくれませんからね。
なんかややこしいけど、おそらく自分は対象者だろうと思い、申請準備を始めました。
まずは申請書を用意
僕は申請書を書き終え、郵送しました。あとは審査を待つのみですが、はっきり言ってめんどくさいしややこしい!
5枚もある申請書を間違いのないよう慎重に確認しながら書きましたが、1時間以上かかりました。申請書の他にも、添付しなければならない書類もあります。すべて揃えるのに、数日かかる場合もあります。
ですが対象者なら最大50万円のため。最小でも10万円あります。この国は情報弱者に対してほんとに優しくありません。得する情報を知ったなら、とことん活用しないと損するばかりですよ!
話を元に戻します。
まず申請書を用意します。すまい給付金申請窓口及びホームページからダウンロードすることができます。
僕は申請書をダウンロードして手書きしたのですが、パソコン上のフォーマットに直接打ち込んで印刷できるようです。申請をし終えてこのブログを書いているときに気がつきました。
僕は2回書き間違えてしまったので、その都度申請書を印刷したのです。
申請書の種類
【新A-1】申請書
新築住宅を購入。本人受領。ローンを組んだ場合。
【新A-2】申請書
新築住宅を購入。本人受領。現金購入の場合。
【新B-1】申請書
新築住宅を購入。代理受領。ローンを組んだ場合。
【新B-2】申請書
新築住宅を購入。代理受領。現金購入の場合。
【中C-1】申請書
中古住宅を購入。本人受領。ローンを組んだ場合。
【中C-2】申請書
中古住宅を購入。本人受領。現金購入の場合。
【中D-1】申請書
中古住宅を購入。代理受領。ローンを組んだ場合。
【中D-2】申請書
中古住宅を購入。代理受領。現金購入の場合。
なんだこりゃ?って感じですよね。申請書だけでも8種類あります。ご自身が当てはまる申請書を選びましょう。
代理受領について
すまい給付金は、原則として、住宅取得者が受け取るものです。しかし、すまい給付金の申請は、取得した住宅への入居後となるため、通常は給付金分を住宅代金の支払いに充てることはできません。
このため、住宅取得者に代わって取得住宅の住宅事業者がすまい給付金を受け取る「代理受領」も可能となっています。代理受領とすることで、入居後に給付されるすまい給付金を引渡し時の住宅代金に充てることも可能となります。
国土交通省すまい給付金ホームページより引用
申請書以外に必要な書類
僕の場合は新築住宅をローンで購入。そして本人受領なので【新A-1】の申請書です。
①不動産登記における建物の登記事項証明書・謄本(発行日から3ヶ月以内のもの)【原本】
家の引き渡しから3ヶ月以内に申請する場合は引き渡し時に受け取る原本を提出できますが、3ヶ月を過ぎていると法務局へ請求しないといけません。手間1
②住民票の写し(発行日から3ヶ月以内のもの)【原本】手間2
③個人住民税の課税証明書(非課税証明書)【原本】
引っ越し前の家が所在する市区町村から発行してもらう。
僕は大阪から兵庫県へ引っ越したので、大阪の区役所まで取りに行きました。手間3
④工事請負契約書または不動産売買契約書【コピー】
約款部分も添付しなければならず、コピー枚数は11枚にもなりました。約款部分いります!?手間4
金銭消費貸借契約書(住宅ローン契約書)【コピー】手間5
⑤給付金受け取り口座を確認できる書類(通帳等)【コピー】手間6
⑥住宅瑕疵担保責任保険の付保証明書【コピー】建設住宅性能評価書【コピー】住宅瑕疵担保責任保険法人検査実施確認書【原本】の中から1つ。手間7
いやーいかがでしょう。証明書の類が山のようにあります。
家を購入すると契約書や証明書、また風呂やインターホンなどの取扱説明書も加えればブリタニカ百科事典3冊分くらいになるわけですよ。どれが登記事項証明書で金銭消費貸借契約書がどこにあるかなんて、すぐには見つけることができませんよ。手間8
添付する書類を元に申請書に記入していく
添付書類が揃えば、それらを確認しながら申請書に記入していきます。難しい言葉だらけで、合っているのか不安になりながら仕上げていきます。
手に汗握りながら書いている途中で、僕は思いましたよ。
「証明する書類も一緒に送るのに、なぜまた別紙に書き写す必要があるんだ!?」と。
名前と住所はまあいいとして、工事請負契約または不動産売買契約の契約日とか床面積とか、添付書類に全部書いてあるわけですよ。それらは原本ないしコピーなわけだから、間違いがないわけで。
申請書の最後のページには振込口座を記入するんです。金融機関コード、金融機関名、支店コード、支店名、預金種別、口座番号、口座名義人。それら全部が、添付する通帳のコピーに書いてあるでしょ!!なぜ書かせる!?手間9
受け取る側も証明書と申請書を見比べていかなければならないわけですし、手間かかってません?証明書だけでチェックしていくほうが効率いいと思うんですけどねぇ。毎回同じチェックしているなら、どこに該当する項目があるかわかってるでしょうに。
なんだかなぁ・・・。向こうの手間10
オンラインでは申請できない
申請がめんどくさい上に、注意事項がやたら多いんですよ。
※必ず黒ボールペンで記入してください。
そんな人いないだろうけど、もし赤で書いたとしてなんの不都合があるの?
※訂正は、訂正箇所を二重線で消し、訂正印を押してください。(訂正印がない場合は受付できません)
書かせるから間違いがおきるんでしょ。てか間違えたら手間だけど、また印刷するのがいいと思いますね。訂正印が霞んでいて受理できませんなんて言われたら、これまためんどくさいですもんね。手間11
※申請書類は原則A4サイズとし・・・。
オンラインでできるようにすればいいじゃない。ファイリングも大変でしょうに。職員の方がかわいそうだ。向こうの手間12
そうなんです。パソコン上のフォーマットに直接記入できるのに、なんとオンラインでの申請ができないという謎仕様。印刷しなければなりません。ボールペンを持っていない人への配慮でしょうか。日本はまだまだ紙社会だ。
というわけで申請は、郵送か直接窓口に行くかのどちらか。手間13
最後に
なんかだんだん愚痴っぽくなってしまいましたが、知っていれば得をするすまい給付金。対象の方は必ず申請しましょうね。
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